6/4 西丹沢・玄倉川 同角沢 単独
旧ビジターセンター横駐車場(7:20)~同角沢出合い(8:50)~不動ノ滝(9:20)~無名ノ滝(11:30)~遺言棚(13:30)~東沢乗越(14:50)~ドーカク尾根から玄倉川本流(16:20)~駐車場(17:00)
林道から玄倉川本流におりたところ。同角沢出合いまですぐ。
出合いのF1を右から越え、堰堤を巻くとすぐ「三重の滝」。右に通してある鎖を使わせてもらい巻いた。鎖で下段を上がって水流のほうに登り,上段を見てみたが・・。
上段はとても登れそうにはみえず、すごいぬめっていてゴム靴では歩くのもやっと。すごすごと鎖へ戻った。
「不動の滝」。水流左通しで登った。2か所ハングがあり残置にスリングをかけ強引に乗り込んだ。残置だけではとても不安だったので、位置があまりよくなかったがカムも決めた。
水量は少ないように思ったが、それでも何回か浴びながらの登攀だった。
左向こうに「ダルマ岩」。乾いていたら多分すごいスラブのルートになっているかもしれない。
いかにも新緑といった感じがよい。
地味に悪い小滝。左右の岩にはさまったCSをつかんで、水をばーばー浴びながら四つんばいで上がった。
短いが感じの良いゴルジュが現れた。
「行水の滝」。写真には写っていないが、手前の左側が階段状になっており、そこから容易に巻いた。
「無名ノ滝」。ハーケン2とカム1をアンカーに、左の棚を一段上がってから水流ぞいを登り、中段で水流を右に渡って数手上がり、右上する草付のなかの凹角を抜けた。V級くらい? 痺れた・・。
下から見ただけでは登れるか分からなかったため、中段までに残置ハーケンが2~3あったがさらに打ち足し、最悪ラクにクライムダウンできるようにして登った。スタンスが渋く、クライミングシューズでなければ難しかったかもしれない。
中段で水流を渡ってからは、数手の向きの悪いポケットガバをつないで右の凹角に入り込み、凹角ではホールドも豊富で容易に抜けられた。
落ち口。
アンカーのハーケン1枚がきまりすぎてなかなか抜けず、30分近く悪戦苦闘してなんとか抜いた。
無名ノ滝を越えてからすぐに水枯れとなり、荒れた様相となった。
「遺言棚」。水がまったく流れておらず、なにか陰惨な感じ。下段は右からフリーで巻き気味に越え、上段は左の草付を登った。
上段の草付ではなんとかハーケンを入れてアンカーにしたが甘効きで、難しくはないが不確定要素の多い登攀だった。残置が2つほど埋まっていたが信用できず、上部の木でやっと安心できた。右の流水溝は・・・登れる気がしない。小さな釜は真っ黒な水たまりになっていた。
東沢乗越に詰め上げた。
下山はドーカク尾根とした。歩きやすく短時間で下りられた。
ユーシンブルーを見て、折りたたみ自転車でダム湖から駐車場まで20分ほどでささっと走り下りた。