隠レ蓑

お山の記録と、日々の懊悩

2018.4~2019.3クライミングの忘備

2018年度の乾き登攀の忘備録である。

 

2018年:4/19~5/1宮崎クライミング/8/25~26北岳バットレス第四尾根/9/8瑞牆カサメリ/9/28滝谷第四尾根/12/29青葉

2019年:1/5城山南壁/3/23~24瑞浪/3/31御前岩 

 

こうしてみるとシングルピッチのフリークライミングは、1年間で、カサメリと青葉と瑞浪と御前岩の4回だけ・・・。こんなにクライミングと遠ざかるとは思わなかったな。

忘備として遠い記憶をたぐっておこう。

 

2018.9.8/カサメリに行ったときは風邪を引いていて絶不調だったし、雨であまり登れなかった。そもそも沢の予定が流れて仕方なしにフリーを入れたのだ。アップで登ったコセロックの「青龍」10bで痺れまくった。こ、怖かった・・。それを登っている最中から降雨があり、モツランドに逃げ込んで、「オリーブ」11cを結局2テン?それに左側のリーチーな「たらこ」11dはトップアウトのみ。そのさらに左側に洞窟状の濡れたルンゼがあり、そっちに目が行ったなぁ。時間があれば上から懸垂で状態と支点がとれそうか確認して、登ってみたいものだ。そう、そして帰りに自損事故を起こしてしまい、車が壊れた。やたら背の低い車止めポールが見えなくて、軽くぶつけてしまったのだ・・・。養生テープで破損個所を止めれば自走はできるが、来年の車検を前に買い替えを決意する契機になった。

f:id:Kakuremino:20190403165114j:plain車止めポールが憎い。位置が悪すぎだろ。

2018.12.29/青葉は、滝谷などをご一緒したWさんと行ったな。全然クライミングしてないので簡単なのを沢山、ということで、「両手にヘビ」5.9+、「カブトガニライト」10c、「鬼の首」10bをアップで登って、看板課題の「バラ色のエアメール」11bは結局ゴール1手前落ち、「垂壁の逆襲」11cは小難しくムーブを作って終わり、「今更スラブ」11cはゴール前でテンション、「オヤジ返し」10dはよれてて出だしがグダグダ。最後にとっておいた「青葉のドスラブ」5.8は超簡単で、アプローチシューズでも登れた。数年前にトライしていた「グライド」13aを久しぶりに見た。当時あともうちょっとだったが、もう触ることはないだろう。ボルダリーな課題とはいえ、13を触っていたのはもう昔のことだ。

f:id:Kakuremino:20190403135811j:plainグライド

2019.1.5/城山南壁、Fさんと。マルチを何本も登ろうという話で、登ったことがなかった看板課題の「バトルランナー」と「エキスカーション」をつるべで登って、それで疲れ果ててしまった。体力うんぬんの話ではなくて、太って足もでかくなったのか、エッジング用シューズとしていままで履いていたブースティックがきつすぎて、先端で乗り込むたびに激痛で悲鳴が上がるほどだったのだ。1ピッチごとに脱いで悶絶し、真っ赤になったヒリヒリする足先を見るたび登る気も失せていった。そのあと、シングルピッチのハートなんとか「ハートルート」?という11aとその左のハング課題の10dをテン山で悲鳴を上げながら登って帰った。もうだめだ。クライミングやめるか、ダイエットしてもう1回頑張るか、どちらかだ、と思った。

f:id:Kakuremino:20190403140015j:plainたしかバトルランナー

2019.3.23~24/4人で瑞浪。泊まりでクライミングに出かけるのは何年ぶりだ?!というくらい久しぶり。そして初めての瑞浪。すっごいよかった。冬はもう瑞浪くればいいんじゃないか、というくらい気に入った。初日は、ワイドの「あ~らよ!」5.8とへいせいがんねんスラブ右10c、「感激」10a、「イブ」(TR)、「アストロドーム右」10a。「感激」は今まで登った10aのなかで一番面白かった。核心ムーブは発想力を求められるし、その後も精神的要素が強い。ホントに10aなのかね?! 2日目は「不安がいっぱい」10c(TR課題)、クラックの「余裕のよっちゃん」5.8、大岩付近の出だしが痺れるスラブ10b、「ヒバリチムニー」5.7(TR)、「アダム」11b(TR)。ありがたいことに、上手な仲間のおかげで難しい課題はTRで練習させてもらえた。実に久しぶりにクライミング楽しいなぁと思ったな。特に花崗岩スラブといった岩場ならではのスメアリングが求められたり、1ピン目が高いとかランナウトしてるとかの精神的要素が強かったり、といったルートはいまだ数少ない得意系である。登りたいルートが沢山ある。車も買い替え、5時間の運転も全然苦じゃない。また行きたいなぁ。

f:id:Kakuremino:20190403140438j:plainアストロ右。「感激」は写真を撮り忘れた・・。

 2019.3.31/御前岩、Wさんと。石灰岩で、11aが安定してリードできない人は来るべからず、の岩場なので少なからず緊張。アップルートだという「ハートブレイク」6bに取り付いたけど、30m近いルートなんて登ったこともないし、石灰岩だし、パンプして非常に疲れた・・。長いルートよりボルダリーなほうがいいかなという話になり、南面に移動。「DAIJA」7c+は大蛇の末端に触れたのみ敗退、「和尚」7a+も核心を越えられず敗退。その左の6c+(11b/c?)がほどよく登れた、・・つまりこれくらいが今の自分、という現状認識。Wさんも調子悪く、ふがいない2人は15時すぎに岩場を後にし、トレーニングしようという話になって、ビッグロック鶴見店に行って登りなおした。店番のMさんに久しぶりに会って、Mさんワールド全開の課題を打ち込んでボロボロになって帰った。

f:id:Kakuremino:20190403164404j:plain f:id:Kakuremino:20190403164408j:plain

 

さてジムについても思い出しておこう。

昨年夏の間はほとんどクライミングジムに行くこともなく、週末のお山だけに時間を費やしていた。年末あたりから「このままじゃマジでヤバい。クライミングやめそうな勢いだ。イカイカン」と思って、まず一か月ほどほぼ毎日のように会社近くのジムに通いまくって、全然登れないながらも登った。そこで得意系なら2級くらいが登れるまでなんとか戻した。それから以前のように基本週2ペースになり、いまもそれで登っている。習慣的に登り出すと面白いもので、以前のようにクライミングに行くのが当たり前になった。太っている時は体が重く、苦手なはずの前傾壁のほうが登れた。ホールドがガバばかりだからだろう。少しずつキレが戻ってくると、もともと得意だったデリケートなムーブが求められる垂壁やスラブが登れるようになった。

ただ以前のように決まったジムにいつも行くスタイルはやめた。会社近くの秋パンと、自宅から近いビッグロック日吉店がホームジムだが、いまは基本、秋パン、ボルコム川崎、ポケット、品川ロッキー、ビッグロック鶴見店などボルダリングジムを適当な頻度で巡り、たまに早く帰れる時はビッグロック日吉店でリードしてる。初段とかの高いグレードに時間をかけて打ち込むことはなくなった。3級とか2級とかを適当に登って、登れそうならたまに1級を触っている。それでも数少ない得意系のスラブなら1級まではすぐ登れるようになった(戻った?)。

しかし、いくらジムでそこそこ登れたからといって、岩場は別物である。私は岩場でのクライミングにはどうしても“成果”を求めてしまう邪なモチベーションの持ち主なので、いまはジムで何も考えずに登っているほうが楽しい、という今日この頃なのだった。

 

2019年。この年はクライミングを再び頑張ってみたいと思っているが、どうだろ。4月末に宮崎に行けそうなので、まずはそこからだなぁ。