東面の壁の取り付きを確認するところまでで下降した、越後のワイルドなハイキングであった。2回ほど道を間違え、パートナーもひょんなことから足を痛めてしまったりと、ハプニングがあったのでまぁ妥当な中退だろ。昨冬寡雪のこの時期は当然雪渓は跡形もなく、代わりに越後の頑固な緑が濃ゆ~く生い茂っていて、視界も足元もちょっと悪め。ゆっくりのんびり歩いた。梅雨の合間、強い日差しのなか、東面・・。なかなかよい感じだったなぁ。
せっかくだから、次は10月末から11月頭の晩秋の紅葉の時期、再訪したい。あと、ここの登山大系を書いた人達はすごいなぁ。あと、いつもの通り山登魂の記録はとても参考になってありがたい。
林道歩きから丸ノ沢に入るとすぐに大規模な堰堤が建設中。2020年12月完成予定とのことで、完成の暁には、入渓したら即大高巻きが必要になることだろう。大源太山が遠望できる。
軽く沢歩きすれば北ノ沢との二俣。
また山頂が見える。
さて大系には、大畠ノ沢に関しては「出合いより10分ほど北ノ沢のゴーロを行くと、左手より急で大きな転石の押し出しがある。」と記載されている。つまり、下の小滝2連発が出てきたら「行き過ぎですよ!」ということ。
戻ると転石の押し出しがあった。二俣から歩いてすぐのところだった。
大畠ノ沢は水の全くない枯れ沢でちょい荒れ。軽く藪をかき分けながら300mほど登る。暑い!でもまぁ嫌いじゃないかな。
今度は東面がちょっとだけ遠望できた。
1220m付近で二俣になる。ちなみに時期的なものか、ニセ四ルンゼを分ける二俣はよく分からなかった。
右俣の藪を漕ぐ。
東面の各ラインがよく見渡せるところで写真を撮って終わりにした。二俣から30分かそこら藪を漕げば取り付きだろう。
大源太山東面へのアプローチは残雪期のほうがラクだと思うが、夏は夏で嫌いじゃない感じ。でも次は晩秋がよいでしょう。紅葉の大源太山はとってもよかったから、いまから再訪するのが結構楽しみ。
林道ゲート(6:15)~丸ノ沢入渓(7:15)~間違えて戻って大畠ノ沢出合(8:50)~二俣(10:40)~丸ノ沢出合(12:45)~林道ゲート(13:50)
with Sさん