1泊2日で仙ノ倉谷に入り、昨日は西ゼンを登った。今日は東ゼン予定だったが予報通り天気がイマイチなので、代替案のダイコンオロシ沢を選んだ。ダイコンオロシってネーミングには興味を覚えざるを得ないが実際はどんなところだろう。
仙ノ倉谷C1000mくらい右岸、その出合は小さく見落としかねない。
20分くらいで伏流し早速源頭のような様相で面喰う。
C1200mあたりで沢幅が広くなり、見渡す限りまだまだゴーロの登りになることを確認する。我慢して歩く。
C1290mあたりで明確に水流が復活した。このあたりからゴーロにときどき小滝が出てきて、沢登りって感じになった。雨が降ってきた。
C1310mくらいで最初の小滝。これはシャワーを嫌って右岸巻き。
濃霧にぼんやりと浮かび上がるシルエット。
C1400mくらいで左岸を凹角登り。
C1440mの小滝。小滝がつづく。
これは小悪そうでタワシで磨いて登って後続をお助け確保したが、ヌメりがなくなったので簡単だったって。
これは簡単な小滝。
水流がなくなり粛々と登ると、C1570mで空が広くなり開放的な空間にポンと出た。
濃霧で見通しがよくないが、これはスラブらしい。そう、まさに大根おろしのようなギザギザな横線が沢山入ったスラブが出てきた。スラブはC1570m~C1670mくらいまでの標高差約100mほどと規模は小さいが、特別感があってなかなかよい。
大根おろしを見下ろして一枚。天気がよくないからこの沢を選んだわけだが、もし天気がよかったらそれはそれで素晴らしい景色が見れたに違いない。
スラブは段々と細くなっていって、湿っていて滑りやすい笹原に消えていった。
ここから傾斜の強い熊笹漕ぎを10~15分ほど頑張ると、
C1740mのシッケイの頭に出た。下山はイイ沢だ。そのままコル付近まで歩いて、
下降開始。
イイ沢は下降に向いた沢で、ただひたすらゴーロを下った。膝がお疲れモード。あとは渡渉点まで沢下降して登山道を駐車場に戻るだけだ。
帰りに、西ゼン・東ゼンの二俣を一枚。昨日より紅葉がずいぶん進んだ気がする。燃えるような紅葉マックスの時にまた来たいなぁ。
C1010m幕営地(7:10)~ダイコンオロシ沢出合(7:15)~スラブ入口(9:45)~シッケイの頭(10:25)~イイ沢出合(12:00)~渡渉点(13:00)~林道ゲート(14:00)
装備:ダブル50m*1、ハーケン・ハンマー(不使用)
ルート☟