隠レ蓑

お山の日記と、日々の懊悩

西丹沢・河内川・コノマ沢

4月13日(水) 西丹沢 河内川・コノマ沢

with Junさん

 

数多くの丹沢の記録を掲載しているG氏のサイトで見た、すごいV字状のゴルジュ。その風景が見たくて、Junさんとの沢はじめも兼ねて、平日休みで行ってきた。ごくごく短い行程ではあるが、付近のヒイチ沢などと同様、なにやら探検的な沢登りができる。Junさんともども、丹沢のルートのなかでかなり好きな感じであった。

 

道の駅山北の対岸のふれあいビレッジ奥から入渓。

 

一見して倒木が多い。礫岩の小難しい小滝と堰堤を通過すると、すぐ8m・10mほどの2段滝。

 

下段の8mは豪快に倒木に埋まっており左側を倒木伝いに登った。倒木がなければ登るのは難しいかもしれない。

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2段滝、上段の10mくらい。右壁を登った。礫岩らしく支点はとれなかった。

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軽くゴーロをはさみ、倒木の海の向こうに12m滝。左岸すぐのルンゼから高巻いた。下から見ても滝上の側壁が高いことが一見してわかる。

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巻いた左岸ルンゼと12m滝上の中間枝尾根をクライムダウンしていると、水流が12m滝の落ち口から直接2俣に分かれ、いずれもさらに滝になっているのが見えた。中間尾根のよいポイントから、40mほど懸垂下降して、12m滝の井戸底状の落ち口に下りた。下の写真の、左上が12m滝落ち口。右下の白い飛沫は右俣滝。右上は左俣滝。

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右俣出合いの15m滝沿いに下降した。右俣は15m・8m・8mになっている。

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左俣は5mトイ状。奥に3m・3m。本流にあたるらしい左俣を進んだ。

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左俣最初の5mトイ状を登ったところから、井戸底状の落ち口を振り返った。


さらに少し進んだところで振り返ると、拝見した記録のように、一瞬だけではあるが、ものすごいV字状になっていた。

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苔むした側壁。

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こののちはゴーロを軽くはさみつつ6m~10mほどの滝場が4、5か所ほどあった。下の写真の滝を登ったところで休憩して、左岸側につけられている作業経路を拾って下山した。

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