10/15 谷川 小出俣川・マチホド沢本谷 単独
この日の川古温泉の朝は寒くて、30分くらいやっぱり帰ろううかとウジウジ悩んだ。でも結局7時前にレッドブルを飲んで出発した。出発してよかった。今シーズンで一番の気持ちの良い秋晴れだった。
マチホド沢は核心の3段100m滝以外は明るい渓相で、ナメとスラブ滝で構成された美しい沢だった。ちょっと滑りやすかったが・・。今年は水量が本当にすくないので、例年はもう少し水が流れていて、もっと美しいのだろうなぁと思った。
小出俣山の山頂は低く紅葉した藪。登山道がないのもまたよい。360度パノラマで付近の山々をぼーっと眺めた。下山の大ビノ尾根では、コンパスを頼りに背丈を越える藪を無心に漕ぎ、あらためて藪漕ぎが苦手なのを自覚できた。
久しぶりに一人きりの静かなよい登山ができました。
駐車場(6:50)~千曲平橋・入渓(7:20)~3段100m大滝(8:10)~150mスラブ滝(9:10)~50mスラブ滝(10:00)~小出俣山(11:50)~小出俣川右俣・小ビノ沢出合(14:50)~駐車場(15:40)
きもちのよいナメ。
3段100m滝。下段は簡単で2段目以降を見るが・・・がんばれば行けるかも?! 左岸のルンゼから巻いてバンド状の獣道を拾って落ち口に抜けた。
150mスラブ滝。2つの沢がスラブで出合う。水流左を登り傾斜がきつくなったところで藪に入ると踏み跡あり。オゼノ沢の落ち口に抜けてそのまま中間尾根の藪を漕いでマチホド沢に戻った。
50mスラブ滝。右側の乾いたところをつないで、最後は落ち口にダイレクトに登った。
ナメとナメがナメで出合う。
小出俣山は低く紅葉した藪。周囲完全パノラマで気持ちの良い山頂。
下山の大ビノ尾根はすぐに背丈を越える藪となる。一人の藪漕ぎは不安でやはり好きじゃないなぁ。
遡行より下山のほうが大変だった。大ビノ尾根を1500mあたりまで降り、小ビノ沢方面へ進路を変え、1350m付近で小ビノ沢筋に入り沢下降したが、小さな沢だがヌメヌメで降りにくい。それでもどんどん下っていき、小出俣川右俣に出合うとすぐ林道に出られた。小ビノ沢下降はイマイチ。大ビノ尾根1350~1300mあたりから林道の終点に向けて最短距離を下ったほうがよいように思う。下の写真は小ビノ沢の風景。