隠レ蓑

お山の日記と、日々の懊悩

雨飾山、海谷渓谷

 

8/7、雨飾山・荒菅沢未満・・・。

とてつもなく暑い日。ひょっとして雪渓の状態によってはゴルジュが通過できない可能性が、5%くらいあるかな?と思って行ってみたら・・、おそらくその可能性は5%ではなくて50%だったようですなぁ。ゴルジュに弱々しく埋まった雪渓はまさに崩壊寸前である。ひとたびは端っこに乗って歩いてみたが、出口まではとても行けない・・、というか、行きたくない。これを抜けることができればフトンビシ岩峰群がワーッと眼前に展開されるはずだったんだけど。このあたりの山域理解が全然足りて無かったと痛感した。主目的だったフトンビシの見学は諦め、普通に登山道で山頂まで、ヘロヘロかつカラカラで歩いた。

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沢歩きの途中から岩峰を見やった。あー、あのリッジだー。

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雪渓・・・。

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登山道、山頂直下のコルから谷を見下ろす。高山植物を踏み荒らして下降すればゴルジュ出口まで戻れそうだったけど、良識ある社会人ぶってそんなことはできませんでした・・。当たり前か。あきらめが悪いですねぇ、とパートナーに言われたね。

 


8/8、海谷渓谷の散歩。

道の駅で迎えた翌朝、あれま、いかにも降りそうな空模様・・。今日行く予定にしていたとあるスラブの沢はやめにした。いくつかあった代替案のお散歩候補から海谷渓谷を選んだ。三峡パークに停めて、海谷の壁を見学しながら732高地までダラダラと。沢通しでと思ったが、沢床はどえらい巨岩に埋め尽くされており、よっこらしょムーブの連続によってすぐにお疲れモードに。登山道に逃げて歩いた。あこがれの732高地。海谷の上高地から眺める旗振山。もうもうと流れてくる低層のガス。この海川をもっと奥まで歩きたいなぁと思ったがその気力もなく、引き返す。そして大粒の雨が降ってきた。

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黒い巨岩で埋め尽くされている。

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静かで暑い、海谷の上高地

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旗振山。



帰りに。

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帰りに寄った明星山の壁。これは・・・、今まであまり気にしたことがなかった明星だけど、ひと目で魅了されてしまった。行きたいところリストの上位に一気にランクインである。

・・・頚城のお山をもっと知りたくて来たが、2日とも大した活動はできずだった。でもまあ来れてよかった。次回はよりよい機会を作ってまた来ましょう。