川沿いに道を歩いていくとアーチ状堰堤についたので、5~6mの懸垂で下りて入渓した。入渓するとお決まりの広河原になっている。歩くとすぐに出てきたやや滑る2条の小滝を左から巻くと石積み堰堤。その上はまた広河原。そして急に空が狭くなって第一ゴルジュに入る。
第一ゴルジュはいずれもちゃんとした釜をもった3つの小滝から成る。
最初のこちらは右岸をへつって登った。
短く細い水路状を抜けるとこちら。これも右岸をへつって登った。
最後は5mほどのこちら。これも右岸をへつって、水流右のコーナーをずりずり登った。水を浴びるが水流中に棚がある。
最後の滝を抜けると明るくなる。
のんびり歩いているとバカでかい岩がぶっ倒れてトンネルになっている小滝。なんでもなく登れ、くぐった。
その上から皿状の岩が堆積したみたいな岩壁が連続し、ラテライトの遺跡を見ているような光景になった。
両岸が高くなり第二ゴルジュに入った。
輝度差が激しくてスケール感はまったく表現できてないが、狭隘なスリットゴルジュ。久しぶりに練習と思ってムダにロープやらカムやら持ってきたので、アンカーを作ってロープを引いて登った。しかし・・、久しぶりすぎて「で、どうだったっけ?」となってえらく時間がかかってしまった。
ゴルジュ最後の小滝。水流右側が傾斜が緩くて登りやすそうだったが、水勢が激しくてリスクを感じたので、水流左を登った。左は傾斜はあるが、節理がありカムもちゃんと決められて、なかなか安全に登れた。
すぐ第三ゴルジュ。円形状の空間はなかなか。
ゴルジュ最後のこの小滝は水勢が激しく諦めた。左壁の乾いた凹角が登れそうだったがそれもなんかなぁと思って、戻って左岸巻き。
遡行図にもある祠。挨拶をした。
滝上はおだやかそのものですぐに二俣に着く。二俣で座って長時間だらだらした。
二俣を左に進み、小滝を越えるともう終わりになる。ワラジが木にかかっていたが、これはひょっとしたら知人のものかも⁈などと思いつつ、左岸斜面の踏み跡で林道に出た。林道から小一時間歩いて起点に戻った。
橋倉川ダム記念碑の広場(7:45)~アーチ状堰堤から入渓(8:20)~第一ゴルジュ(8:45)~第二ゴルジュ(9:30)~第三ゴルジュ(11:40)~二俣(12:10)~林道(12:50)~起点戻り(13:50)
遡行図:沢登りルート100
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