3か月ぶりの沢登り復帰で鶏冠谷右俣に行った。
訪れるのは2回目。初めて行った時と同じく、ヘルメットのみの軽装でお散歩モード。
前夜は深夜2時ごろに道の駅みとみに入って、1時間ほどパートナーのOさんと飲み会。久しぶりに一緒に山に入る相棒と色々と語り合った。暗闇の道の駅で(笑)。
入渓すると緑の沢。下流域はあまり開けていないため、薄暗くてあんまりよい印象を持っていなかったが、今回は遅起きで出発し、陽が上がってから入渓しており、すでにいい感じの雰囲気。緑の沢だー。
前回遡行したのは数年前の3月で、夏とは別世界だった。初めて来たOさんに、冬だとここはこうで、あそこはああで、などと説明しながら歩いた。それにしてもこの沢、水量が減って珪藻類が残りやすい冬より、夏の今のほうがヌメってるのは何でだろう⁈ ナメ滝でムーンウォーク大会。あ、私が弱ってるだけか?
二俣で休憩し右俣へ。右俣入ってすぐの25m大滝を見物して、戻って左岸高巻き。森のゴルジュに連なる大小の滝を越えて行く。
いいね。森のゴルジュだ。
ところで、ここで一つ苦言を言いたいのです。なんの後始末もされていない焚火跡が二つあった。どうしてほったらかしなんだろう。これがこのまま自然に還っていくと思っているのかね? Oさんと後始末した。燃え残りのカスは全くなかったし、焚火のやり方からしても、この人たちは一般的な意味でのマナーは悪くない気がした。でも自然に入ってこれじゃあね。おそらく沢初心者なのだろう。高桑さんの「タープの張り方 火の熾し方」の97ページでも読んだらよい。
ゴルジュエリアが終わって気が付くとナメが断続的に出てきた。なんか赤いナメもあった。基本ほとんどのナメはフリクションクライミングで直登した。釣りばかりで沢登りが久しぶりなOさんと一緒に濡れ登攀の練習モードになって登って登って進んだ。右手をあまり使わなくても意外に登れたのがよかった。
遡行図で終了点としている二俣から40m滝を見やった。そのふもとまで行って見物し、あとは立派すぎる踏み跡を使って登山道に出て下山するだけだ。
西沢渓谷駐車場(7:30)~鶏冠谷出合(8:05)~二俣(9:50)~終了点(12:00)~登山道合流(12:30)~起点戻り(14:20)
参考:新版 東京起点 沢登りルート100
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