隠レ蓑

お山の日記と、日々の懊悩

一ノ瀬川・水干沢~笠取山

4歳の息子を連れて多摩川源流の一ノ瀬川・水干沢。自宅の近くを流れるあの大きな多摩川が一滴のお水として生まれるお山に、小さな冒険。いや私にとっては、15kgの息子+荷物を不安定なベビキャリで担いで、絶対転ばないで沢歩きする日帰りの試練(?)笑。いやいや、そろそろベビキャリ卒業が間近になった息子の担ぎ納めか笑。

 

登山道のC1380あたりの渡渉点から入渓した。息子は、登山道は危なくないところは歩かせる、沢は全行程ベビキャリで担ぐ。基本的に過保護と自覚してる。

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これといった見所はなく、2人でキノコを先に見つけた回数争いをしながら歩いた。ところで去年担いでいた感じより数段重い・・。成長したな。ベビキャリで計20kg以上を担いでの沢歩きは地味に辛いのをいきなり悟った。

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滝、みたいな感じのが一か所。

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C1620水干沢・黒槐沢二俣。左へ。

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ここからが水干沢である。

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滝、みたいな。左が階段。標高が上がったからか、キノコが見つからなくなる。息子15:私9で決着。

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水干沢に入って20分くらいのところで休憩。お菓子タイム。晴れているものの空気は結構冷たくて、上着をもう一枚。

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ベビキャリと息子と父。父の太ももはこの時点で結構パンパン。

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絨毯のようなコケを手の平でポンと触る。

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上流ではいくつかナメが見られた。

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C1760で登山道が横切る(C1490でも横切ったっけ)。まだ沢を進む。

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C1790あたりで今日一番滝な感じのところ。ここは同時に最後の二俣になっている。滝は本流の左俣。なんでもなく歩いて巻ける。

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沢は笹の間を流れるようになり、すぐにC1810あたりの水涸れポイント。ここから上部は埋まっているように見えるので、ここが水の流れが表に出ている最後になるようだ。多摩川の最初のお水だ! 息子とはしゃぐ! 撮影タイム! 右岸に階段が整備されているので、登山道でここまで下りることができるのだろう。沢歩きはここで終わりにし、登山道に道をかえることにした。

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私は文字通り重荷から解放され、息子もやっと自分で歩いてよい許可を得た。WinWinってやつ。

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水干のいわれ。ひとしずく見えなかった~!見てみたかったなぁ。

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ふーん。なんも見えねぇじゃん。

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水干沢を見下ろす。ここからぐるりと回り込んで笠取山へ歩く。足元みて!根っこは危ないよ! はい、よくできました~。

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標柱のある山頂に着いてまずは腹ごしらえ。おや、山頂ってもっと広くなかったっけ? どうやら笠取山は双耳峰でもう一個山頂があるらしい。そんなことも知らなかった笑。距離的にすぐのところだが、シャクナゲと岩場の登山道に私のセンサーが反応し息子はまたベビキャリに。

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展望のすばらしい広場でもう一度休憩。沢歩きで時間がかかり、時計は13時を回っている。次に行きたいところがあり、下山はまたベビキャリで担ぐ。当たり前だが、登山道は沢より圧倒的に歩きやすい。難しさのない水干沢とはいえ、やはり沢は沢、不整路を歩くのは大変だったのだ。

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笠取山を振り返る。

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笠取小屋経由で登山道をバーッと下り、入渓点の橋からまた息子を歩かせてあげた。作場平橋まで最後の1kmは仲良く歩いて小さな冒険を終わりにした。

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作場平橋駐車場(9:30)~渡渉点入渓(9:45)~C1620水干沢・黒槐沢二俣(11:00)~C1810源流のみち水場(12:20)~C1953笠取山(13:10)~笠取小屋(14:10)~起点戻り(15:10)

装備:とくになし

ルート☟

 

 

で、下山後いきたかったのはこちら。日本一長い247mのローラー滑り台! 鬼滅の恰好をしたおじさんから口酸っぱく安全ルールについて言われ、3回滑った。

場所はこちらです。

道の駅たばやまのすぐ近く。滑り台のあと温泉入れば最高でしょう。子連れ登山の方、どうですか? おすすめします笑。

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おわり